毎年6月くらいからは日本では梅雨の時期がやってきます。
ポートレートを撮影しているフォトグラファーさんなら
最近目にすることも多くなった雨の中で撮影する写真に
一度は挑戦してみたいと思う方も多いかもしれません。
今回は、
初めて雨ポートレートに挑戦しようとしたときの失敗の話しを交えながら
雨ポートレート撮影を狙う際に便利なツールをシェアしようと思います。
天候の様子がよく分かるツール GPV 気象予報
![](https://mii-works.com/wp-content/uploads/2023/05/71c8712d29d64a46dc0237731fb0767d-1024x649.jpg)
ポートレート撮影を始めて間もないころですが
モデルさんと撮影場所に向かっている最中に突然雨が降り出した事がありました。
まだ撮影したい場所には到着していませんでしたが、
急いで準備をして、いざ撮影をしようとすると雨が止んでしまった事があります。
あの時は、せっかくのチャンスを逃してしまった…とすごく悔しかったのを覚えています。
この時、初雨ポートレート撮影は逃してしまいましたが
悔しい思いをしたおかげで、上手に雨を活かした撮影をするには
どうすれば良いのかという事を考える良いきっかけになりました。
いくつかの天気予報サイトやアプリを使ってみて
最終的にぼくがたどり着いたツールがこのGPV 天気予報です!
GPV 天気予報の使い方
このGPVというサイトなんですが
日本の気象庁とか米国海洋大気局の気象予測モデルを
スーパーコンピュータで計算した予測値を指したものということです。
正直、米国海洋大気局と言われてもピンと来ませんが、
使ってみると、ほんと天気予報のその通りに雨が降り出すので
初めてGPVを雨を使って撮影をした時はニヤニヤが止まりませんでした!
このサイトGPVの使い方についてですが
実際に使ってみるとおそらく難しいと感じるところはないと思います。
![](https://mii-works.com/wp-content/uploads/2023/05/18588ff50d7c66647c78e9ef7662d4be-162x300.png)
まず画面左側の
「モデル」という項目の中に「詳細」「広域」という選択できる項目がありまして
「広域」では、264時間先(11日後)までの大体の天気予報を確認することが出来ます。
「詳細」では、39時間先のより詳しい天気の状態を知ることが出来ます。
その下の「エリア」という項目からは地域を選択して
雨量・ 気温・ 気圧など知りたい項目を選んで天気の状態を見ることが出来ます。
それから上部の予報時刻のバーも動かしてみて下さい。時間ごとの予測も確認できるはずです。
実際にGPVを使って雨の撮影予定を組んでみた
![](https://mii-works.com/wp-content/uploads/2023/03/Its-too-late-1024x683.jpg)
実際にこのサイト使って雨の撮影の予定を組んでみました。
例えばこれは、
ファイナルファンタジーXのマカラーニャの森の湖で
ユウナとティーダの最高のシーンがあるんですが、それをイメージして撮影したものです。
ファイナルファンタジーXのマカラーニャの森のシーンで
湖から天に昇っていくキラキラした光をどんなふうに表現したらいいのかなと考えて
雨を使うことにしたんですが、この時も数日GPVを見ながら
夜の時間で弱い雨が降る日のタイミングをずっと待ちながら予定を組んだ覚えがあります。
実際にGPVの予測通り小雨の中で撮影することが出来ました。
GPVの良いところは
雨の降り始めや、雨の上がる時間帯までもほぼ正確に予測してくれるので
雨が降る前に撮影場所で準備をしておくことも出来るし
あとは「雨が降ってくるのを待つだけ」と、余裕をもって撮影に臨むことが可能になります。
予定が組めるとモデルさんや機材にかかる負担も最小に抑えることが出来ますよね!
更に良いところをあげると
雨量の予測がしやすいのも最高にいい点だと思います。
ただ単に雨と言っても、
土砂降りの雨を使いたいとか、霧状の優しい雨を使いたいとか
その時撮影したいものによって変わってくると思いますが、
GPVではその時降る雨の強さが分かりやすいので予定も組みやすくなります。
雨の中での撮影を検討されていらっしゃる方は
ぜひ一度このGPV 天気予報を使ってみて下さい!!